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お知らせ

喪中期間の過ごしかたについて、行事別に注意点を解説します!

2021年12月1日

近親者が亡くなったあと、その人を悼む事を「喪に服す」と言います。その喪に服す期間を「喪中」と言いますが、その喪中期間の過ごしかたというのはなかなかわかりづらいものです。喪中期間にやってはいけないこと、やっても構わないことを中心に、喪中期間の過ごしかたを解説します。

喪中の年末年始の過ごしかた

喪中と忌中の過ごしかた、中でも、多くの人が気にするところの年末年始の過ごしかたについて紹介しましょう。

クリスマス

まずクリスマスですが、ご存じのように、クリスマスというのは日本古来の風習ではありませんし、キリスト教の行事ですので、忌中・喪中に関して特にこれといった決まりというのはありません。

ただ、身内が亡くなられて間もない忌中の期間では、本来の宗教的行事としてのクリスマスは別にして、仲間内で騒ぐようなクリスマスパーティーは避けたほうがよいでしょう。

年賀状

忌中であっても喪中であっても、年賀欠礼となり、新年の挨拶は避けるのが礼儀となっていますので、年賀状は出さないというのが常識となっています。

毎年年賀状のやり取りをしている相手には、喪中はがきを事前に送り、喪中であることと年賀状は出さないことを伝えておきます。

そして、年賀状の代わりに、季節の挨拶として寒中見舞いを出したりします。

終活をされている方は、誰に喪中はがきを出すのかをリストにしておいてもいいでしょう。

お歳暮

お歳暮やお中元などの贈答品は季節の挨拶であって、何かを祝うというものでありませんので、特に気にする必要はありません。

しかしながら、忌中の場合は、人によっては忌が明けていないのに贈り物をされることを快く思わない方もいらっしゃいますので、受け取る側のことも配慮して、忌中のお歳暮やお中元は避けるのが無難でしょう。

初詣

神道では、死は穢れ(気枯れ)とされているため、その穢れを持ち込まないようにということで、忌中の期間の神社へのお参りは避けます。

一方、仏教では死を穢れとしていないため、お寺の場合は忌中であってもお参りは問題ないとされています。

初詣は季節的な行事でもありますので、忌が明けた喪中期間であるなら、神社に詣でても構わないでしょう。

正月飾り

本来、門松やしめ縄、鏡餅等の正月飾りには、無事に1年を迎えることができたことを感謝し祝うという意味があります。

忌中や喪中であるということは、近親者が亡くなって無事に1年を迎えられなかったという意味も持ちますので、当然正月飾りは控えるのが礼儀となります。

喪中期間でするべきこと・してはいけないこと

では、年末年始に限らず忌中や喪中の期間にするべきこと・してはいけないこととは何でしょうか。

そんな観点から喪中期間の過ごしかたを考えてみましょう。

するべきこと

近親者が亡くなった後の忌中の時期というのは、するべきことがいろいろあって慌ただしいものです。

また、忌が明けて喪中の期間になってもするべきことはあります。

ひとつひとつ整理しながら紹介していきましょう。

喪中はがきの作成

喪中期間は年賀欠礼で年賀状を送ることはしません。

毎年やり取りをしている近しい人達には、喪中であることをお知らせしておく必要があります。

喪中はがきを出す時期は11月後半から12月初めにかけてとなります。

故人の冥福を祈る

喪中期間は故人の冥福を祈る期間です。

故人との関係が深ければ深いほど、思い出も多いでしょうし、感謝の気持ちを大きいことでしょう。

喪中期間の過ごしかたの基本として、その故人のことを想い、ご冥福を心から祈りましょう。

また、同時に喪中期間は、近しい人を亡くした悲しみを癒していく期間でもあります。

香典返し

忌明けのとき、つまり仏式の場合は四十九日法要、神式では五十日祭のときに香典返しを行いますので、弔問いただいた方々の名簿を確認しておく必要があります。

名簿はあらかじめ頂いた金額別に整理しておくと便利です。

香典返しは頂いた金額の半分「半返し」といわれます。

ご挨拶を兼ねて直接持参できればよいのですが、そうではなく配送する場合は挨拶状を添えて送ります。

納骨と埋葬

一般的に仏式では、初七日、三十五日、四十九日の際に納骨・埋葬を行います。

神式では五十日祭の頃、キリスト教の場合は、一週目から一ヶ月後の召天記念日までに行います。

遺産相続

故人が遺言書を残していない場合は、民法で定められた順位や割合に沿って誰が何を相続するのかを決め、遺産分割協議書を作成します。

遺産相続については、弁護士、会計士、税理士等、専門家に相談することをおすすめします。

預貯金

これは実際にそうならないとわからないという場合が多いのですが、金融機関では預貯金者の死亡がわかると、預金の引き出しや定期預金の解約ができなくなります。

葬儀費用を個人の預貯金で賄おうとお考えの方は気をつけてください。

生命保険や年金の請求

生命保険や年金は請求しなければ受け取ることができませんので注意してください。

生命保険会社や年金事務所に請求に必要な書類について確認を取りましょう。

してはならないこと

年末年始のことは「喪中の年末年始の過ごしかた」のところで触れましたので、ここではそれ以外の喪中期間にしてはいけないことを紹介します。

結婚式・披露宴

忌中の期間であれば結婚式や披露宴への出席は辞退するのがいいかもしれません。

事情を説明すればわかっていただけると思います。

忌中が明けて喪中の期間になり、出席できるだけの気持ちの余裕があれば、出席しても特に問題はないでしょう。

但し、喪中期間に晴れがましい結婚式や披露宴に出席することを快く思わない方がいるかもしれませんので、念のために、喪中期間でも出席しても大丈夫かを新郎新婦に確認しておきましょう。

自らの結婚・入籍

喪中の期間に自らの結婚式や入籍の予定が入っている場合は、できるならば喪が明けた後に結婚式を実施するのが望ましいとされています。

会場の手配や招待状を出してしまった後なら非常に面倒で困るところなので、予定通り式を挙げる例もあります。

どちらにしてもお互いの両親を交えてよく話し合うのがいいでしょう。

入籍に関しては、それ自体お祝い事ではありませんので、問題はないとされています。

旅行

特に旅行に行ってはだめという決まりがあるわけではありません。

その人の気持ち次第にはなりますが、特に忌中が明け喪中期間になっているのであれば、自宅でどこにも行かず悲しみに暮れているよりは、どこかに気分転換に出掛けたほうが心も癒され、悲しみから早く立ち直れるのではないでしょうか。

故人との思い出深い場所に故人の遺影を持って出掛けるのもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

喪中期間の年末年始の過ごしかたをご紹介してきました。

現代では特に絶対にしてはいけないということはありません。

ただ、喪中は故人を忍ぶ期間を指します。故人の冥福を祈って、ゆっくり過ごすとよいかもしれません。

永代供養墓ってどんなお墓? 種類やメリット・デメリットについて解説します

2024年9月7日

永代供養のお墓とは、墓地の管理者が遺骨を管理、供養してくれるお墓のことです。お墓の承継で悩む必要がないので、永代供養のお墓にする方も増えています。しかし永代供養といっても供養のしかたなどがよくわからず、不安な方も多いでしょう。今回は、メリットやデメリットとともに、わかりやすく解説します。

永代供養とは

永代供養とは、亡くなった方の遺骨を霊園・墓地に預ける際に、永代供養料を納めて、その後の故人の供養やお墓の管理を霊園・墓地の管理者に依頼するものです。

永代供養のメリット

承継者がいなくてもお墓を管理してもらえる

永代供養は、お墓の承継者を必要としない供養の方法です。

一般的なお墓は子どもたちが引き継ぎ供養や管理を行いますが、永代供養では供養や管理をすべて霊園・墓地の管理者が行うため、承継者がいなくてもお墓を管理してもらえるのです。

宗教に関係なく受け入れてもらえる

永代供養のお墓は、通常宗教・宗派に関係なく受け入れてもらえます。

また、生前申込みができる場合も多く、故人の希望に沿って埋葬形式を選ぶこともできます。

一般的なお墓よりも安く利用できる

永代供養では最初からあるいは一定期間経過後に合祀されることが多く、基本的に個別の墓石などを必要としませんので、一般的なお墓より費用は安いというメリットもあります。

通常、最初に永代供養料を支払った後は、毎年の管理料やお布施などの費用もかかりません。
永代供養のメリットは他にも、アクセスしやすい霊園が多い・墓じまいが不要・管理費の心配がないなどがあります。

永代供養のデメリット(注意点)

ここまで永代供養のメリットについて紹介してきましたが、もちろん永代供養にもデメリットはございます。

永代供養を検討されている方は、永代供養のデメリット(注意点)を必ず把握しておきましょう。

合祀後は遺骨を取り出すことができない

永代供養では、通常最初からあるいは一定期間経過後に合祀されます。

他の方の遺骨と一緒に埋葬されてしまいますので、合祀後は遺骨を取り出すことはできない、ということに留意しましょう。

先々遺骨を他の墓地などに移す計画があるときや、合祀の是非が親族などで問題になりそうなときは、よく話し合って検討するようにしましょう。

追加で埋葬する際は別に費用がかかる

永代供養墓の場合、個人用・夫婦用など埋葬できる人数が決められていますが、人数が増えると費用は高くなります。

また、後から追加して埋葬すると別途費用がかかるのが一般的です。

永代供養墓を複数名で利用する場合や後から追加して埋葬する場合は、結果的に一般的なお墓のほうが安いこともあり得ます。
永代供養のお墓は、一般的なお墓よりも小さめで、埋葬できる遺骨の数も限りがありますので、事前に埋葬人数を確認をしておきましょう。

永代供養墓の種類

永代供養墓の種類はいろいろあります。

永代供養では、遺骨が合祀されることが一般的ですが、最初から遺骨を合祀するのには抵抗があるという方もいます。

このため、永代供養墓には、亡くなられた方の遺骨を最初から他の方の遺骨と一緒にして合祀するタイプと、最初は個別のお墓や納骨堂などに埋葬しておき、一定期間経ってから合祀するタイプがあります。

一定期間経ってから合祀するタイプの期間の長さは、霊園やご遺族の希望により違いがありますが、33回忌法要までとか、30年間などとされており、霊園により合祀までの期間や供養の内容に違いがあります。

では、ここで永代供養墓の種類にはどのようなもがあるのか見ておきましょう。

一定期間個別のお墓として利用できるタイプ

まず、一定期間個別のお墓として利用できるタイプの「個別墓」での永代供養があります。

個別墓は、普通は通常のお墓よりは小さいのですが、形は一般的なお墓と同じです。

個別墓は遺骨を通常のお墓と同じように埋葬できますので、合祀に違和感がある方におすすめです。

個別墓にすると通常のお墓と同様に墓石を建てることができ、お墓参りもお花を供えたりして自由に行うことができます。

ただ、個別墓といっても永久に個別に供養されるわけではなく、33回忌や50回忌などの一定期間を過ぎると合祀される場合が多いです。

また、費用も他の永代供養墓より高くなります。

個別墓には、個人墓・夫婦墓・家族墓などのタイプがあります。

その中でも最近注目されているのが、個人墓です。

個人墓は、一般的なお墓が家族墓であるのに対して、一人だけが埋葬されるお墓です。

お墓の承継者がいない方が、自分の埋葬のためだけに個人墓を建てるケースが最近増えています。

お墓の承継者がいなければ永代供養墓に埋葬せざるを得ないのですが、直ぐに合祀されることには抵抗があり、自分の希望に沿ったお墓に入りたいという方が個人墓を選んでいるのです。

お墓の承継者が見つからない場合の選択肢の一つとして、個人墓も検討されるとよいでしょう。

一定期間納骨堂で個別に供養できるタイプ

一定期間納骨堂で個別に供養できるタイプというのもあります。

納骨堂は遺骨を収蔵して供養する納骨施設です。

遺骨は直接土に還さないで骨壷に入れたまま収蔵します。

納骨堂では遺骨を個別に安置して供養し、その後合祀墓に移して合祀する永代供養の形が多くなっています。

納骨堂の形は、ロッカー型や仏壇式・墓石式・自動搬送式などいろいろあります。

納骨堂は種類も多く費用も幅がありますが、墓石が要りませんので、一般的なお墓に比べると安くできます。

納骨堂は、納骨スペースが個々に分かれており、それが集合した形になっていますので、集合墓と同じタイプに属します。

集合墓は、個別墓とは違い個別に区画されているわけではありませんが、他の方の遺骨と最初から合祀されることはありませんが、通常、一定期間後には合祀墓などに移されます。

最初から合祀するタイプ

最初から遺骨を骨壺から取り出して土に還し、他の方の遺骨と一緒に合祀するタイプの永代供養墓も多く、この最初から合祀するタイプを合祀墓といいます。

合祀墓では、遺骨の埋葬を済ませた後の管理や供養はすべて霊園や寺院に任すことができます。

お墓の管理や継承の心配がなくなるメリットがありますが、一方で、いったん合祀すると遺骨を取り出すことはできませんので注意が必要です。

樹木葬

樹木葬は、遺骨を自然に囲まれた樹林やきれいな草花の中で埋葬するものです。

一般的なお墓にある墓石の代わりとなるシンボルの木を植え、その木の下や周囲に遺骨を埋葬しますので、自然に還り自然の中で眠りたいという故人の希望や遺族の希望に沿う埋葬方法です。

樹木葬はほとんどの場合は永代供養になっています。

宗教・宗派不問が普通ですし、生前申込もできますので、ご希望に沿って自由に霊園を選べるという点が魅力的です。

樹木葬が始まった初期のころは遺骨をお一人ずつ個別に埋葬していましたが、最近は複数の方の遺骨を一緒に埋葬する方法が増えています。

遺骨の埋葬方法は、遺骨をそのまま土に還すか、骨壺に入れたまま埋葬するか、粒子状に粉骨して埋葬するかなど違いがあります。

まとめ

今回の記事の内容をまとめると、以下の通りです。

  • 永代供養とは、永代供養料を納めて故人の供養やお墓の管理を墓地管理者に依頼するものである
  • 永代供養のメリットは、お墓の継承者がいなくてもお墓を管理してもらえる、宗教不問、一般的なお墓よりも安く利用できる、などがある
  • 永代供養のデメリットは、合祀後は遺骨を取り出せないこと、追加で埋葬する際は別に費用がかかること、などがあげられる
  • 永代供養墓の種類としては、一定期間個別に供養できるタイプの個別墓や納骨堂、最初から他の遺骨と合祀される合祀墓、遺骨を自然の樹林地などに埋葬する樹木葬がある

永代供養墓は、お墓の承継者が見つからず悩んでおられる方にとって、霊園や墓地に安心して供養や管理を任すことができる方法で、十分検討に値する供養法といえるでしょう。

ご家族の間でよく話し合われて、ご自分に合ったよい方法をご検討いただければと思います。

家族葬を行った場合の喪中はがきの書きかたは? 文例や送る際の注意点も解説します

2024年10月26日

家族葬を行った場合の喪中はがきの書きかたは? 文例や送る際の注意点も解説します

近年では、家族だけで行う葬儀「家族葬」が増えています。家族葬になると、葬儀の参列者は近親者のみとなるので、喪中はがきで初めて亡くなったことを知らせるケースも多いでしょう。今回は、家族葬を行った場合の喪中はがきの書きかたをご紹介します。

喪中はがきとは

喪中はがきとは、年賀状を出さないことを伝えるための挨拶状のことです。

喪中は慶事を避けなければいけないため、年賀状も出しません。

ですので、喪中はがきを送ることで年賀状が書けない理由を伝えます。

家族葬の喪中はがきの文面・文例

家族葬の喪中はがきの文面・文例は、一般的なものとビジネスシーンのものの大きく2つに分けることができます。
ここでは喪中はがきの文例を横書きで書いていますが、縦書きで書くのが一般的です。

一般的な喪中はがきの文面・文例

まず、一般的な喪中はがきの文面・文例についてご紹介していきます。

構成としては、最初の挨拶文の後、故人の名前と続柄と家族葬を執り行ったことを続け、結びの文で締めくくります。

【例】

喪中につき年末年始のご挨拶は失礼させていただきます

〇〇(続柄)〇〇(故人の名前)が○月○日に〇〇歳にて永眠致しました

葬儀は故人の遺志により近親者にて執り行いました

ご通知が遅くなりましたことお詫び申し上げます

本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに

明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

令和〇年十二月

ビジネスシーンでの喪中はがきの文面・文例

次に、ビジネスシーンでの喪中はがきの文面・文例についてご紹介します。

ビジネスシーン特有の表現もありますので、ご確認ください。

【例】

喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます

本年〇月にかねてから療養中でありました 弊社〇〇(故人の役職名)〇〇(故人の名前)が永眠いたしました

ここにお得意様各位から賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます

皆さまにはご心配をおかけ致しましたが

弊社の業績は順調に推移しております

今後とも変わらぬご支援ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます

令和〇年十二月

喪中はがきの書きかたのポイント

最低限盛り込むべき内容

喪中はがきに最低限盛り込むべきことは以下のとおりです。

これが構成の大きな枠組みにもなります。

挨拶文

喪中により、新年の挨拶を控えさせていただくことを伝えます。
このとき、年賀という表現は使わず、年頭・新年・年始などといった表現を使います。

【例】

喪中のため年頭のご挨拶は失礼させていただきます

喪中につき年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます

誰がいつ何歳で亡くなったのか

誰がいつ何歳でなくなったのかを示すために、故人の名前・故人との続柄・故人の年齢・故人が亡くなった月を記します。

故人の名前は複数記入しても差し支えありません。

続柄は父母、祖父祖母、兄弟姉妹などと表記します。

また、義父・義母という書き方はせず、岳父・岳母という表記をします。

年齢の表記は基本的には数え年を用いますが、最近では満年齢で表記しても問題ないようです。

しかし、享年と表記する場合は数え年を使いますので注意しましょう。

【例】

平成○年○月 父〇〇が〇〇歳にて永眠いたしました

平成○年○月 岳父〇〇が〇〇歳にて永眠いたしました

家族葬を執り行ったこと

家族葬を執り行ったこともしっかりと記しておきましょう。

さらに、葬儀を執り行った報告が遅れてしまったことへのお詫びも盛り込むと丁寧でしょう。

また、香典・供花・供物などの辞退もここでお知らせしましょう。

【例】

葬儀は故人の生前の意志により家族のみにて執り行いました

早々にお知らせするべきところではございましたが

ご通知が遅れましたこと深くお詫び申し上げます

尚 香典につきましてはご辞退させていただきたくお願い申し上げます

結びの文

喪中はがきは結びの文で締めくくりましょう。

生前お世話になったことへの感謝の気持ちを添えつつ、結びの文に続けます。

【例】

生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますと共に

明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます

喪中でも年賀状を受け取ることはできるか

喪中でも年賀状を受け取ることができます。

喪中に年賀状を受け取りたい場合は、喪中はがきに以下のような文言を加えるとよいでしょう。

【例】

新年のご挨拶は失礼させていただきますが

皆さまからの年賀状は励みにもなりますので

どうぞ例年どおりお送りくださいませ

書きかたの注意点

日付の書きかた

喪中はがきの最後には日付が付されているかと思います。

喪中はがきは11月の下旬から12月の初旬あたりに相手方に届くようにしますが、喪中はがきの日付ははがきを送った日にかかわらず漢数字で十二月と記します。

薄墨で書くべきか

たしかに弔事においては薄墨を使うことが多いです。

そもそも薄墨を使う理由としては、「涙でにじんだせいで墨が薄くなってしまった」や「突然の出来事だったのでちゃんと墨をすることができず、薄いままで書いた」などの意味があります。

しかしながら、喪中はがきの場合は事前の十分な用意が可能なものであるので、薄墨を使わなくても問題ありません。

喪中はがきには黒色か薄墨で記すとよいでしょう。

また、宛名は黒色で記すことが一般的です。

相手方の住所や名前を記すという理由から、薄墨ではなく黒色を用いるのがよいとされています。

添え書きはしてもよいのか

喪中はがきには原則添え書きをしません。

これは、盛り込むべき内容を踏まえていれば、添え書きは蛇足になってしまうという考えかたによるものです。

そうはいっても、内容によっては添え書きをしてもよいという場合もあります。

葬儀や法事・法要に足を運んでくださったお礼や、故人との懐かしい思い出などを一言添える程度でしたら問題ないでしょう。

しかし、慶事に関することや故人と関係ないことについて添え書きするのはマナー違反ですので注意しましょう。

その他の注意点

この他に、喪中はがきを書くときに気をつけたいことをまとめました。

基本的なマナーばかりですのでこちらも併せて押さえておきましょう。

  • 縦書きが原則。横書きだとカジュアルな印象を与えてしまうため。
  • 句読点は使わない
  • 行の最初の文字であっても一字下げはしない
  • 数字は漢数字を用いる

喪中はがきを送るときの注意点

誰が亡くなったら送るのか

喪中はがきは二親等までの親族が亡くなったときに送ります。

これは、一般的に喪に服す範囲が二親等までの親族が亡くなったときであることに関係します。

二親等までの親族というのは、具体的には以下のような続柄です。

  • 本人と同一配偶者
  • 一親等父母・子・義父母
  • 二親等祖父母・兄弟姉妹・孫・義兄弟・義姉妹・義祖父母

二親等までの親族でなくとも同居していた場合などは、喪中はがきを送ることが多いです。

誰に対して送るのか

喪中はがきは、年賀状のやり取りをしている方・葬儀に参列してくれた方・故人と生前親しくしていた方などに送ります。

ただし、むやみに送ればよいということではありません。

喪中はがきは年賀状を出せない理由を記したものですので、普段年賀状のやり取りをしていない人に対しては基本的には出しません。

どのタイミングで送るのか

喪中はがきは11月の下旬から12月の上旬くらいに届くように送ります。

様々な事情で12月の上旬までの報告が間に合わないという場合は、松の内(1月7日)ごろから寒中見舞いを出して代用するということもできます。

キリスト教の場合は送るのか

キリスト教には喪中という考えかたはありません。

しかしながら、日本の習わしにしたがってキリスト教の方でも喪中はがきを出すということもあります。

このとき、「喪中」という表現の代わりに「主の御許(みもと)に召されましたため」などと表現しますので注意しましょう。

以下にキリスト教の場合の喪中はがきの例文を紹介します。

【例】

過日〇〇〇〇が主の御許(みもと)に召されましたため

新年のご挨拶をご遠慮申し上げます

明年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます

【例(カトリックの場合)】

去る〇月〇〇〇〇が帰天いたしました

つきましては新年のご挨拶をご遠慮申し上げます

生前のご厚誼を深く感謝申し上げます

なお時節柄一層のご自愛のほどお祈り申し上げます

【例(プロテスタントの場合)】

去る〇月〇〇〇〇が召天いたしました

つきましては新年のご挨拶をご遠慮申し上げます

生前のご厚誼を深く感謝申し上げます

なお時節柄一層のご自愛のほどお祈り申し上げます

カトリックの場合は帰天を、プロテスタントの場合は召天を使うなど、宗派によって表現が異なることもあります。

まとめ

今回の内容をまとめると、以下の通りです。

  • 喪中はがきとは、喪中につき年賀状を出せない理由を知らせるものである
  • 家族葬の喪中はがきの文面・文例は構成がある程度決まっている
  • 喪中はがきを書くときには、最低限盛り込むべき内容をきちんと踏まえ、細かいルールにも注意しながら書き進める
  • 喪中はがきは基本的に2親等以内の親族が亡くなったときに送る

喪中はがきは、大切な報告を行う機会になります。

誤った書きかたをしてしまうとマナー違反や失礼に当たってしまうので、ぜひ今回紹介した文面を参考にしてみてください。

お葬式を省く「直葬」の割合とデメリット

2024年10月1日

直葬(ちょくそう)とは、通夜やお葬式を省いて、火葬のみを行う葬儀の事です。別名「火葬式」や「密葬」と呼ばれたりもします。直葬の流れは、故人の亡骸を安置した後に直接火葬場に搬送し、その場でお坊さんがお経を上げるだけで済ませます。

日本では、近親者が亡くなった際は通夜やお葬式を行うのが一般的ですが、最近では直葬を選ぶ人も増えつつあります。葬儀に詳しい鎌倉新書の調べによると、直葬の割合はお葬式全体の16%(2014年の統計)だそうです。そんな直葬の評判とデメリットをまとめてみました。

直葬の最大のメリットは、お葬式の料金を抑えられる事です。日本におけるお葬式の費用は平均で200万円前後という口コミが広まっていますが、複数の専門家が「実際には100万円台前半だ」と言っている等、相場は割れています。しかしいずれにせよ、アメリカ(約40万円)やイギリス(約12万円)などの諸外国と比較してかなり高額です。しかし、直葬の料金相場はおよそ20万円と、欧米並の低価格で済む事が、評判が高い理由です。

※参考;2017年現在の有名葬儀社の直葬の料金は、「イオンのお葬式」が19万8千円、「小さなお葬式」が19万3千円となっています。両社とも直葬とは呼ばず『火葬式』と表記されています。

そして、故人をゆっくりと見送れるというメリットもあります。通夜やお葬式はお金もかかりますが、その準備に手間がかかる事も家族の大きな負担です。通夜やお葬式の日程や場所は速やかに決める必要がありますし、参列者への対応などもあって、遺族は故人との別れに充分な時間を取れない事が多いです。ですが直葬の場合は、そういった問題は無くなり、遺族が故人との別れを忍ぶ時間が取りやすいと評判です。

反対に、直葬にはいくつかデメリットもあります。その一つが、故人を見送ったという感覚を持ち難い事です。確かに、直葬は通夜やお葬式にかかる手間が省ける分、故人に思いを馳せられる時間が多くなります。しかし、何も特別な儀式を行わずに火葬してしまうので、素っ気無く感じる人も多く、やっぱりお葬式しておけば良かった・・・と後悔する口コミもあります。

他のデメリットとしては、参列希望者からの反発です。故人の最期を見送りたいと考えるのは、親戚だけとは限りません。友人や仕事仲間など、故人と付き合いの深かった人は少なからずいるはずです。そうしたお世話になっていた人達を一切無視して、近親者だけでお別れを済ませてしまう事は、後々問題が発生しかねません。トラブルまでには至らなくとも、直葬後の数日間は家に何人も弔問客が訪れて、対応に手間がかかって困ったという評判も聞かれます。

※実際の所、直葬される人間の多くは、親族との折り合いが悪く、死を悲しまれないような存在の人が多いようです。飲んだくれで家族にDVを繰り返す親父、穀潰しで家に寄生していだだけの高齢ニート、不貞の果てに一家離散となった家族・・・などです。親族から恨まれていて、立派に葬式を上げようと思われない存在なので、最低限の直葬で十分だとなってしまう訳です。

お寺(菩提寺)は直葬を嫌がるが・・・

そして、直葬はお寺(菩提寺)との関係が悪化するということが最大のデメリットです。通夜やお葬式とは、宗教的な儀式の一つです。それらを省いて納骨だけするというのは、お寺にとっては大問題であり、場合によっては納骨を断られるケースもあります。

寺にとっては、葬式は最も稼ぎが大きい行事なことが、嫌われる本音でしょうけど・・・。

ただし、直葬した場合でも火葬場で読経をすれば納骨を認めるというお寺もありますので、事前に相談・確認をしておくべきでしょう。

お寺との関係が悪化しても、納骨をお寺以外の場所にする方法を取れば問題ありません。公営霊園を選んだり、遺骨を海などに蒔く散骨や、複数人の遺骨を集めて仏像を作る骨仏などの納骨方法を選択すれば、お寺の檀家になる必要はなくなり、直葬の問題が一つなくなります。

通夜やお葬式を省く「直葬」の割合とデメリットまとめ
・直葬(密葬)ならお葬式の料金が安く済む
・直葬を選ぶ家族の割合は約16%ほど
・お葬式に参列しなかった人やお寺との関係が悪化するのがデメリット

朝日新聞(2016年12/31号)の調査によると、引き取り手の居ない遺骨が全国的に増えており、その数が10年で2倍近くになっていると報じています。理由として、高齢の単身世帯や、お金のない「下流老人」が増えていることが挙げられています。

多くの自治体では、身元不明だったり遺族が対応しない故人は直葬形式で火葬し、遺骨を時限付きで保管しています。しかし納骨堂が満杯になり、期限を見直す自治体も増えているそうです。無縁仏とも関連する大きな社会問題と言えますが、今後は団塊の世代の大量死亡時代を迎えるので、直葬で弔われる故人の割合はさらに増加しそうです。

 

tetuzuki-all.com引用

家族葬に呼ぶべき近親者の範囲は? 家族葬の案内方法・マナーを解説

2021年10月2日

葬儀は家族葬にしたいと考えている人は増えています。しかし、呼ぶべき近親者の範囲や、付き合いのない親族はどうするかなど、疑問は多いのではないでしょうか。今回は、家族葬に参列してもらう近親者の範囲を中心に、参列案内や辞退の際のマナーについてもご紹介します。

家族葬に呼ぶべき親近者の範囲

近親者の定義とは

法律上では6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族のことを”親族”としています。

しかし、これでは相当な範囲になり、小規模とはいいがたい人数になってしまいます。

近親者は親族よりも狭い範囲のイメージです。

こちらも家族葬同様、実際には明確な決まりはなく、「近しい親族」をさして”近親者”と呼称しています。

親等の範囲というより、普段の生活やこれまでの関わりのなかでの近さを指しています。

そのため家族・親族に限らず、ごく親しい友人なども近親者に含める場合もあります。

家族葬に呼ぶ親族の範囲に決まりはない

家族葬に呼ぶ近親者の範囲についても、何親等の親族まで呼ばなければならないといった正式な決まりはありません。

生前に親しくしていたのならば親等の遠い親族を呼ぶこともできますし、付き合いが希薄になってしまった親族を「家族だから」と無理に呼ぶ必要もないといえます。

家族葬に呼ぶ範囲について、すべての裁量は葬儀を行う遺族に委ねられることになります。

家族葬の葬儀に呼ぶ範囲の基準となるもの

家族葬の規模

まず参考にするべきなのは、葬儀を行う場所や予算などを踏まえた家族葬の規模です。

それによって何人程度を呼ぶことができるのかを考え、そこから誰を呼びたいかを決めていく方法です。

たとえば自宅での葬儀をご希望でしたら、参列できるのは10人程度が一般的です。

斎場での葬儀ですと、会場の広さにもよりますが、10~30人ほどの家族葬に対応できるとされています。

また、なるべく大げさにせずシンプルな葬儀にするのか、故人やご遺族の意見を尊重した独自性のある葬儀にするのかなど、葬儀の内容によっても想定される人数が変わってくるでしょう。

まずはどの程度の規模の葬儀を行うのかを決め、そこから参列の人数、そして葬儀に呼ぶ範囲を決めていくのはいかがでしょうか。

故人・遺族が呼びたい人

前述のとおり、家族葬は故人の家族や親族のみで行うべきといった決まりはありません。

たとえば、近年付き合いのなかった親族でも、ぜひ参列してほしいと思うのであれば葬儀へお呼びしてもよいでしょう。

故人が「家族同様に親しくしていた友人にも見送ってほしい」という希望を残していた場合も、参列のお声がけをしましょう。

もし呼ぶかどうかを迷った場合には、呼ぶことをおすすめします。

後になって「なぜ葬儀に呼んでくれなかったのか」とトラブルになることもありますので、迷うならば参列のご案内をしてもよいでしょう。

葬儀は故人との最後のお別れの場です。

故人やご遺族のご希望に沿った葬儀になるよう、参列者を決めていきましょう。

家族葬の案内に関するマナー

葬儀に呼ぶ人を決めたら、次はその方々へ参列のお願いの案内をします。

同時に、その他の方々へは弔問をお断りする旨(参列辞退)の案内もしなければなりません。

参列願いの案内

まずは参列願いの案内です。

こちらは一般の葬儀でも”訃報”とあわせて行います。

案内方法

近年は葬儀開催の案内も電話やファックス、メールなどでお知らせするケースが多いです。

特に家族葬の場合は参列者が少数ですし、故人・ご遺族の希望によりぜひ参列してほしい旨を伝えるためにも、電話連絡がスムーズです。

内容については下記を参考に、順序立ててお伝えしましょう。

  • 誰がいつ亡くなったのか必要に応じて自分と故人の関係も伝えましょう
  • 通夜・葬儀の日程と時間、会場電話連絡の場合、別途ファックス等で地図を送ると親切です
  • 家族葬であること、ぜひ参列して欲しい旨故人・ご遺族の意志で家族葬を行うこと、葬儀の教派も伝えるとなおよいです
  • 家族葬であるため注意していただきたいこと他の方々へは後日連絡することも伝え、香典・供花をご遠慮いただく場合にはこのときに伝えましょう

文例

ここでの参列願いの文例は、故人のご友人に電話でご案内すると想定します。

上記で挙げた内容を正確に伝えられるようにしましょう。

○○ ○○の長男の△△でございます。

昨夜18時に母○○が亡くなりましたのでご連絡いたします。

通夜は〇月○○日〇〇時から、葬儀と告別式は翌○○日○○時より、いずれも○○市内○○のホールにて行います。

場所の詳細についてはのちほどファックスもお送りいたします。

また、故人の希望により、葬儀は近親者と親しいご友人のみで、仏式の家族葬を行います。

○○様にはぜひ、ともに母を見送っていただきたくご連絡申し上げました。

他の皆様へは葬儀ののちに改めてお知らせいたしますので、ご承知おき願います。

なお、内輪での葬儀ですので、香典や供花のご心配はなさらずにお願いいたします。

参列辞退の案内

次は参列辞退の案内についてです。

参列辞退は一般の葬儀ではあまり行われず、家族葬の場合に多く行われます。

案内方法

参列辞退の案内は、案内先が多くなることなどから、ハガキでお送りすることが多いようです。

もちろん印刷で構いませんし、葬儀会社によっては案内ハガキを用意するプランもあるようです。

案内をするタイミングですが、故人やご遺族のお勤め先や近隣にお住まいの友人や知人など、故人が亡くなったことを知っている方々には葬儀の心配をかけないためにも、なるべく早めにお送りするとよいでしょう。

その際は、故人の遺志により家族葬を行うということを伝えるとともに、案内を受け取った相手に参列するかどうか悩ませないためにも、葬儀の場所や開催日時等の詳細はお知らせしないようにしましょう。

遠くに住んでいる親族・友人知人や、年賀状でのみやりとりをしていた旧知の方などは、葬儀が済んだのち、おおよそ2週間以内に亡くなったことの通知をお送りするとよいでしょう。

この場合も、故人の遺志によりすでに家族葬を終えている旨や、香典や弔問等は辞退する旨を伝えましょう。

文例

ここでは、葬儀の前にハガキでお知らせすると想定した参列辞退の文例を紹介します。

謹啓 父○○は、〇月〇日 享年〇〇歳で永眠いたしました。

生前のご厚誼に感謝し謹んでご通知申し上げます。

葬儀および告別式は故人の遺志により近親者のみの家族葬にさせていただきます。

なお、ご香典・ご供花・お供物の儀はご辞退申し上げます。

喪主 ○○ ○○

家族葬に関する文例については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

家族葬の喪主のマナー

服装

一般の葬儀であれば喪主の方、喪主の配偶者、そして故人の3親等内の親族は正式礼装をするのが通例です。

ですが近年は、喪主やご遺族も準喪服を着用することが多いようです。

家族葬の場合も一般の葬儀と同様の内容であり、また近親者だけの気軽な葬儀ということでしたら、準喪服でよいと思われます。

準喪服とは、男性であればダブルまたはシングルのブラックスーツ、女性なら黒無地または織り模様の、光沢・透け感の少ないワンピースやアンサンブル・スーツなどがあたります。

喪主挨拶

家族葬の中でも喪主の方からの挨拶は重要な役割といえるでしょう。

僧侶への挨拶、通夜や告別式、精進落としや会食のタイミングなど、挨拶の場面は数多くあります。

その際は忌み言葉を使用しないほか、挨拶の長さを3分程度にまとめるなどに気をつけましょう。

もちろん家族葬は近親者のみですので、あまりかしこまる必要はありません。

また、メモを見ながらのスピーチでもかまいません。

まとめ

本記事では、家族葬に呼ぶべき近親者の範囲を中心に、参列願いや辞退願いのご案内についても紹介しました。

解説した内容は以下の通りです。

  • 家族葬に呼ぶ親族の範囲に決まりはない
  • 近親者にも明確な決まりはなく、すべての裁量はご遺族に委ねられる
  • 葬儀に呼ぶ範囲は、葬儀の規模、故人の希望などを基準に決める
  • 参列願いのご案内は電話連絡が手軽で確実
  • 参列辞退は書面やハガキでご案内し、葬儀の詳細は伏せる
  • 喪主の服装は最近では準喪服が多い
  • 挨拶は最低限のマナーを守れば、あまりかしこまらなくてもよい

家族葬は小規模・少人数とはいえ、故人との最期のお別れの場であることに変わりはありません。

葬儀が滞りなく終えられますよう、この記事が一助になれば幸いです。

葬儀での生花マナーとは? 生花の種類や注文方法について解説

2021年9月10日

葬儀の際は、一般的に生花をお供えしたり、飾ったりします。故人と親しくしていたので、葬儀に生花を送りたい、という人もたくさんいます。でもいったいどんな生花を、どこに注文すればよいのか悩んだ理した経験はありませんか?。今回は、そんな生花についての疑問を詳しく解説します。

葬儀での生花の種類について

供花

供花は、遠方で葬儀に参列することができない人が送ることが多いです。

親族一同や孫一同と書いて、親族で供花を送るという場合も多いです。

故人の職場関係者が供花を送るケースもあります。

供花は、フラワーアレンジや籠アレンジなどのアレンジが加えられたものが存在します。

葬儀場の広さに余裕がある場合は、フラワースタンドといったものも送れます。

花の色は白に限りませんが、落ち着いた色調のものになります。

枕花

枕花とは、故人の枕元に飾る花です。

通夜の前から、故人の枕元に飾るもので、枕飾りに使う花瓶に生けた花とは別のものになります。

故人と縁の深い人や、特に親密だった人が送ります。

通夜の前から葬儀終了までの間、ずっと故人のそばに飾ります。

大げさなアレンジではなく、盛花か籠アレンジになります。

花輪

花輪も、供花と同じようなものです。

スタイルはお店の開店などで使われるものと同じですが、花の色は白を基調としたものです。

花輪を用いない地域もあり、最近では外観の関係から花輪を禁止している葬儀場もたくさんあります。

花輪はおもに、故人の職場関係者は取引先など、企業が送ることが多いです。

献花

キリスト教の葬儀では、参列者が祭壇に1本ずつ白い花をお供えします。

これが献花の元々の利用意図ですが、最近ではキリスト教以外でも行われています。

キリスト教で献花として選ぶ花は、白い生花です。

ユリやカーネーションなどがよく使われています。

キリスト教以外では、色は問わずに故人が好きだった花を供えることが多いです。

しかし、バラはトゲがあるため、献花に用いられることはほとんどありません。

故人が生前、バラの花が好きだった場合は献花に使うことがあります。

生花の注文方法

生花はどこに注文すればよいのか

生花に関するマナーは、地域や家ごとの風習によって様々なものがあります。

花屋でも注文することができますが、葬儀を担当している葬儀社に注文するのが一般的です。

しかし、葬儀場が葬儀社のものである場合、「他社生花店からの持ち込みは禁止」とされていることがありますので注意が必要です。

葬儀社に注文するには、まず葬儀が行われる会場に直接問い合わせます。

日程と喪家名(○○家)を伝えると、担当している葬儀社と葬儀社の連絡先を教えてもらうことができます。

葬儀が行われるのが、葬儀社の会場である場合はそのまま生花を注文します。

会場が葬儀社でない場合は、葬儀を担当している葬儀社に連絡します。

葬儀の日程と喪家を伝え、葬儀社に生花を注文します。

生花代は直接葬儀社に支払うか、遠方の場合は銀行振込になることがほとんどです。

宛先と宛名はどうすればよいか

宛先と宛名は、基本的には喪主宛にします。

しかし、友人の親族が亡くなったときなどに、喪主の名前がわからないという場合は、友人宛に生花を送ります。

面識がまったくない親族宛に生花を送った場合は、少し注意が必要です。

その場合は、会社名などを明記して自分が何者であるかを知らせます。

また、メッセージカードなどに故人との関係を書いて生花に添えるのもよいでしょう。

葬儀での生花マナーについて

生花を送る側のマナー

生花を送る場合、ちょっとしたマナーがあります。

ここでは、生花を送る側のマナーを説明していきます。

生花の送りかた

生花の送りかたについて紹介します。

生花を送るときに、注意する点が3つあります。

以下に生花を送る際の注意点をまとめます。

  • 喪家に直接連絡することは控える
    訃報を聞いて生花を送る場合、通夜前の喪家は非常に忙しくなるので、直接連絡すると迷惑にあたります。
    葬儀会場や日程を問い合わせなければならない場合は別ですが、日程と会場がわかっている場合は、生花の相談は葬儀社に連絡するのがマナーです。
  • 生花を送るタイミング
    お通夜に間に合うように送るには、通夜式当日の午前中に葬儀場に着くようにします。
    葬儀・告別式に送る際は、前日には届いていることが望ましいです。
    葬儀社によって違いはありますが、遅くても通夜式の3時間前には生花の手配を完了させないと間に合わないことがあります。
    担当葬儀社に生花の受付時間を確認するとよいでしょう。
  • 香典も用意したほうがよいのか
    葬儀に参列できず供花のみを送った場合は、香典代わりとしてみなされます。
    しかし供花を送り、なおかつ葬儀にも参列した場合は、別に香典を用意した方がよいでしょう。

生花の札名・名札の書きかた

続いて、生花の札名の書きかたについて見ていきましょう。

会社の代表者が生花を送る場合は、

〇〇株式会社 代表取締役

〇〇〇〇(名前)

と書きます。

(株)や(有)と略すのは避け、株式会社や有限会社のように正式名称を書くようにします。

ただし、社名が長すぎて書くスペースがないという場合は、略しても問題ありません。

会社の社員の皆や部署など多人数で送る場合は、個人名を書ききれないので、

〇〇株式会社 営業部一同

と書きます。

この場合も、株式会社や有限会社は、正式名称で書くようにしましょう。

上記と同じく、社名が長すぎる場合は略してもかまいません。

また別紙に、個人名をまとめて書いたものを書いて供花に添えます。

故人の友人同士が生花を送る場合も、札名に「友人一同」と書きます。

部署などで送る場合と同じく、別紙に個人名をまとめて書き、供花に添えます。

会社など連名の場合の名前の書きかた

会社などが連名で生花を送るときは、肩書のある人の名前が名札の一番右にくるように書きます。

肩書がある人同士が連名で送る場合も、役職が上の人の名前が右になるようにします。

同じ部署の人が連名で送るときは、会社部署の正式名称と、名前を書きます。

書きかたがわからないときは、葬儀社に相談しましょう。

故人の子供も葬儀で生花を送るのか

故人の子供が葬儀に生花を送るかどうかについて、送るべきなどというマナーはありません。

しかし、子供で生花を送ることもよくあります。

その場合は、札名には子供一同と書き入れます。

他の生花とのつりあいを考えて、親族が生花を送ることはよくあります。

生花を送るのは一基?一対?

かつては、供花スタンドなどは一対(2基)で送るのが基本とされていました。

しかし現在は、葬儀場のスペースの関係から生花は1基で送ることが増えてきています。

迷った場合は、葬儀社に相談するとよいでしょう。

生花代の勘定科目について

会社の経費で生花を送る場合、当然ですが帳簿に記載することが必要です。

その場合、生花代の勘定科目は何にあてはまるのでしょうか。

一般的に、故人が会社の従業員であった場合や、故人が従業員の親族である場合は福利厚生費になります。

生花を送るのが従業員関係ではなく、取引先などの場合は交際費となります。

生花代に消費税はかかるのか

生花代には、通常通りに消費税が課税されます。

葬儀では、参列者と喪主の間で様々なものを送り合いますが、香典以外のものには全て消費税が課税されます。

喪主側のマナー

ここまで、生花を「送る側」からの視点で解説してきました。

しかし逆に、「受け取る側」のマナーもあります。

ここでは、喪主側のマナーについて生花を置く順番やお返しなどを詳しく説明します。

喪主も生花を送るべきか

生花は、親族であれば「兄弟一同」や「子供一同」「孫一同」といったものがあります。

しかし、肝心の喪主は生花を用意するのでしょうか。

喪主が生花を出すかどうかは、地域によって考えかたが異なります。

喪主の個人名で生花を出す地域と、「喪主は受け取る側だから生花は出さない」という考えかたの地域があります。

いずれにせよ、葬儀社と相談してみるとよいでしょう。

葬儀社はその地域の葬儀を多く取り扱っているので、教えてもらうことができます。

生花を並べる順番

たくさんの生花を受け取った場合、生花を並べる順番には注意が必要です。

一般的には、祭壇の真ん中のほうから故人との関係性の近い順に並べます。

具体的には、遺族や親族、次に故人と生前親密だった人、最後に会社関係の人といった順番になります。

しかし、生花の大きさのバランスなどによっては順番を変更することもあります。

葬儀社に相談しながら並べていくとよいでしょう。

生花をいただいた人にお返しとお礼状は必要か

香典をいただいた場合、一般的には「香典返し」は必要です。

しかし、生花をいただいたときに、お礼はどうすればよいのでしょうか。

ここでは、お返しとお礼状の必要性について3つのパターンを見ていきましょう。

  • 生花だけをいただき、葬儀には参列しなかった場合
    お花をいただいたお礼と、無事に葬儀が終わったことの報告を、葬儀後なるべく早く手紙で伝えます。
    基本的にはお礼状だけで、お返しにあたる品物は送らないことが多いです。
  • 生花をいただき、葬儀にも参列していただいた場合
    会葬礼状と、香典返しを渡します。
  • 葬儀に参列して、生花とは別に香典もいただいた場合
    会葬礼状と、香典返しを渡します。
    香典をもらっているので香典返しは少し高額なものを渡すようにします。

ちなみに、香典返しは「即日香典返し」として葬儀当日に渡す場合と、忌明けの四十九日のタイミングで渡す場合があります。

地域による違いがあることが多いので、葬儀社に確認しておくことをおすすめします。

また、お礼を返す際に漏れがあってはいけません。

生花をいただいた時は、必ず送り状がついています。

通夜・葬式の間は何かと忙しくなりますが、生花の送り状はきちんと保管しておきましょう。

葬儀の生花を持ち帰るのはNG?

葬儀の際は、祭壇や供花などたくさんの生花が飾られます。

中には、普段見かけないような高価なお花が飾られることもあります。

葬儀の生花を持ち帰るのは大丈夫なのでしょうか。

結論からいえば、葬儀の生花を持ち帰るのは可能です。

ただ葬儀社の都合で、出棺後すぐに生花を処分してしまうこともあります。

生花を持ち帰りたいという旨を、出棺前に葬儀社に伝えておくとよいでしょう。

また、葬儀が終わった後に葬儀社のほうから、「お花をお持ち帰りください」と言われることもあります。

葬儀社によって、花束にするための準備もしてくれている場合もあります。

さらに気の利いた葬儀社では、葬儀に使ったお花を花籠やアレンジにしてプレゼントしてくれることもあります。

ただし、これは地域によって違いがあります。

葬儀に使った花は縁起が悪い、と考えられている地域もあります。

しかし、基本的には葬儀の生花を持ち帰ることは問題ありません。

キリスト教の葬儀にも生花は送るべきか

これまで、仏式の葬儀の供花について書いてきました。

しかし、キリスト教の葬儀にも生花を送ることができます。

キリスト教の場合は、小型の籠アレンジが多く使われます。

また、教会に直接生花を送るのではなく、故人の家族宛に送ります。

そのため、自宅から教会に持ち運ぶ際に便利な籠アレンジを用意するのです。

加えて、キリスト教式の葬儀で送る生花には、名札をつけません。

キリスト教は伝統として、棺の周囲は名札やカードを外した生花だけで飾ります。

まとめ

本記事では、葬儀の生花について解説してきました。

この記事では以下の点を中心に解説しました。

  • 葬儀に生花をお供えするのは、故人の魂を慰めたり会場を飾るためである
  • 生花には、供花・枕花・花輪・献花などの種類がある
  • 生花を葬儀社でない生花店で注文すると葬儀社に断られる可能性があるので、一般的に生花は葬儀を担当する葬儀社に注文する
  • 生花の宛先は基本的には喪主宛とし、喪主の名前がわからないときは故人の名前宛とする
  • 生花を送る際は、喪家に直接連絡するのは避け、通夜に間に合うように送るには通夜当日の午前中、葬儀・告別式に間に合うように送るには前日を目安に届くように注文する
  • 生花の札名には、会社名は基本的に正式名称で書き、別紙に個人名をまとめて書いたものを供花に添え、個人名は身分の高い人の名前が右にくるようにする
  • 生花は2基で送るのが基本とされていたが、葬儀場のスペースの関係から1基で送る方が主流になりつつある
  • キリスト教でも葬儀に生花を送ることができ、故人の家族宛に小型の籠アレンジを名札を付けずに送るのがマナーである

葬儀に使われる生花はには、いろんな役割があります。

故人を慰めたり、会場が寂しくならないように飾られたりなどの役割があります。葬儀には、生花はなくてはならない存在なのです。

しかし、送る場合・受け取る場合には、ちょっとしたマナーと気遣いも必要です。葬儀に生花を送ることをお考えの方にとって、今回の記事がご参考になれば幸いです。

初盆(新盆)では何を準備すればよいの? 初盆でやることを解説します

2024年8月8日

「お盆」は毎年夏になればよく耳にするものであり、また楽しみな季節といえるでしょう。一方で身内の方の四十九日が過ぎて最初のお盆を場合は初盆といい、故人が初めて戻ってくる大切な時期でやることも多いです。故人を気持ちよく迎えるために初盆でやることを見ていきましょう。

初盆(新盆)とは

最初に初盆がどのようなものなのかについて簡潔に見ていきましょう。

毎年夏の7月もしくは8月の中旬(13日から16日)になると迎えるのがお盆ですが、特に身内の方が亡くなって四十九日法要を終えた後に迎える場合を初盆といいます。

なお、初盆という呼びかたは、関東のように新盆(にいぼん)と呼ばれることもありますので、お住まいの地域ごとの呼びかたに注意するとよいでしょう。

基本的には初盆でも普通のお盆とやることは同じですが、お盆の期間中に行われる法要は普通のお盆の場合と違い、故人ゆかりの方々を招いて盛大に行われます。

その分、普通にお盆を迎えるご家庭に比べてやることが増えるので、準備としてやることを早めに確認しておくのがよいです。

初盆(新盆)の事前準備

法事の日程を決定する

初盆を迎えた方にとって最も大切な行事といえるのが、初盆法要です。

そこでまず、初盆法要の日程を決めることが最初にやることとなります。

具体的には来ていただきたい故人のご親族や知人・友人の方に連絡して、都合のよい日を選びましょう。

この際に大まかな日時と場所も伝え、なるべく多くの方が参列できる日を選ぶのがポイントです。

ただ、参列していただきたい方々には早めに連絡をしたほうがよいでしょう。

特に故人の知人や友人の方の場合は、ご自身のお盆での法事もあるため、その予定とかぶらないようにするためにも時間に余裕を持って連絡しましょう。

僧侶の手配

初盆の法事の日を決めることと並行してやることとして、法要の際にお経をあげていただく僧侶の方(基本的に菩提寺の僧侶の方)を手配しましょう。

なお、僧侶の方を手配する際にも、なるべく早めに連絡したほうがよいでしょう。

というのは、お盆の時期は法事の予定が重なるため、寺院にとっては1年で最も忙しい時期であるからです。

そのため、手配するのが時期としてあまりにもぎりぎりの場合になると、僧侶の方を手配できなくなることもあるため気を付けましょう。

会食の手配

初盆の法要の準備とともに重要なのが、法要後の会食の手配です。

基本的に初盆の法要の後の会食は家(ご自宅)で行う場合と、寺院や料理屋で行う場合とによって準備でやることが異なってきます。

家で会食を行う場合

会食を家で行う場合は、参列者の方や僧侶の方(参加できる場合)の会食をどのように準備するのかが重要となってきます。

家で会食を行う場合は、ご遺族側で料理を作ってお出しするか仕出し屋さんに依頼するかという選択肢が主です。

もし、仕出し屋さんにお弁当などを依頼する場合は早めの連絡が必要となります。

外で会食を行う場合

一方、外で会食を行う場合は寺院や料理屋などが会場となります。

このため、寺院で行う場合は僧侶の方の手配と合わせてその旨を伝えましょう。

また、料理屋で会食を行う場合は、こちらも早い段階で料理屋に予約を入れましょう。

いずれの場合も参加人数を確定させたうえで連絡する方が、寺院や料理屋の方も準備がスムーズにしやすくなります。

特に料理屋での会食の予約の際には、初盆法要後の会食であることをあらかじめ伝えておけば、献立におめでたいものが出てくる間違いを未然に防ぐことも可能です。

案内状の送付

法事の正式な日程と場所が決まったら、参列者に案内状を送付します。

案内状には参加の可否を返信することができるように、参加の可否の欄を印字した往復はがきも添えておくとよいでしょう。

なお、参加の可否については案内状とともに電話も活用するとよいでしょう。

いずれにせよ、会食やお返しの準備をするうえで、参列者の参加の可否の情報は重要となります。

精霊棚(盆棚)の飾りつけ

精霊棚とは仏壇とはまた別の、お盆の時期特有の祭壇のことで、あの世から戻ってきたご先祖様の霊がお盆の間一緒に過ごすための場所を指します。

精霊棚そのものを組み立てたら、どんすを敷いたうえで位牌を安置し、そうめん・水・故人が好んだもの・お盆の季節の野菜・果物などをお供えしましょう。

ほかにも、ほおずきの飾りやまこものござ、水の子なども用意します。

なお、仏教の宗派の中でも浄土真宗の場合は精霊棚を用意しないだけでなく、この後で触れる精霊馬も作りませんので注意しましょう。

精霊馬の用意

お盆の時期特有のお供え物といえば、精霊馬と呼ばれる飾りも挙げられます。

具体的にはきゅうりで作った馬となすで作った牛のことで、いずれも故人の霊があの世から戻って来る際と、この世からあの世へと帰る際の乗り物を表すものです。

地域によってはきゅうりの馬だけ先に作り、なすの牛は送り盆に間に合うように作る場合や、ゴーヤーを用いて作る場合というように、違いもいろいろ見られます。

このため、お住まいの地域でどのような精霊馬の作りかたをするのかを事前に確認しておくと無難でしょう。

盆提灯の用意

お盆では盆提灯の用意も準備の際にやることの1つです。

一般的な盆提灯は絵柄や家紋の入ったやや華やかなもので、基本的に仏壇や精霊棚の前に並べます。

初盆の場合は、盆提灯に加えて白提灯(1つ)も用意し、玄関の軒先や仏壇に吊るします。

白提灯は、初めてあの世から里帰りする故人の霊が迷わないための目印です。

多くの場合、白提灯に使われる火は13日の迎え火で使った火をそのまま使います。

返礼品の用意

初盆でやることとして、お供えを持参したり送ったりした方への返礼品(お返し)を用意することも挙げられます。

返礼品の内容として、お菓子の詰め合わせやタオルセット、お茶などが一般的です。

お布施の用意

初盆の法事の際にお経をあげていただいた僧侶の方に感謝の気持ちとして渡すお布施の用意も重要です。

 

お布施を包む際には、白い封筒に水引をつけない状態で、「お布施」または「御布施」という表書きで記しましょう。

また、僧侶の方が遠方から参加する場合のお車代や、会食に不参加の場合の御膳料も合わせて用意することも大切です。

お墓の掃除

お盆と聞くとお墓参りをイメージする方も多いでしょう。

初盆でも普通のお盆の場合と同じようにお墓参りを行いますが、迎え盆(13日)の日のお墓参りの際のお墓掃除も忘れてはいけません。

具体的にはご自宅の仏壇で精霊棚の飾りつけが終わってから、故人の眠るお墓を参ってきれいに掃除をします。

お墓の掃除は基本的に布などでの水拭きや周囲の掃き掃除が主です。

決してタワシのような墓石を傷つける道具で掃除しないように気を付けましょう。

初盆(新盆)の法要の流れ

初盆の場合の法要の流れとしてどのようなものが挙げられるのでしょうか?

ここでは、初盆を迎えた場合のお盆の過ごしかたや法要の流れについて見ていきましょう。

迎え火

一般的にお盆の期間は7月もしくは8月13日の迎え盆で始まります。

お墓参りを済ませた際のろうそくの火を提灯に移して帰宅し、その火を玄関先でおがらに移して迎え火を焚くのが習わしです。

初盆を迎えたご家庭では迎え火が終わった後、その火を白提灯に移したうえで、白提灯を玄関先や仏壇に吊るします。

これによって、故人の霊が初めて里帰りしてきたとみなす慣習です。

お墓参り

お盆の期間はお墓参りも行われます。

お墓やその周囲をきれいにしたうえで、お花やお線香、故人の好きだったものなどをお供えして一家そろって合掌するのが一般的な作法です。

初盆の場合であれば、最近亡くなった故人に対しても近況報告を心がけることも大切といえるでしょう。

読経

お盆の期間中は故人をしのんで法要が行われますが、初盆の場合は故人のご遺族やご親族だけでなく、知人や友人の方も参列してより盛大に催されます。

僧侶の方に読経していただいたうえで、参列者一同で焼香し、法話を聞く時間が持たれるというのが、法要での一連の流れです。

喪主の方は法要の最後などに参列者の方にご挨拶することを忘れないようにしましょう。

会食

法要が終わった後はご自宅、あるいは寺院や料理屋などで会食の時間が持たれます。

やはり、会食の時間の最後に喪主の方は改めて参列者の方たちにご挨拶をしましょう。

そして、参列者の方たちがお帰りになるタイミングで返礼品をお渡しします。

なお、僧侶の方が会食に参加できない場合は御膳料をお渡ししますが、法要が終わった段階で僧侶の方の会食への参加の可否を聞いたうえで、お布施と一緒に渡すとよいでしょう。

送り火

お盆の最後の日にあたる7月または8月16日(送り盆)の夕方に、故人の霊があの世へ戻るのを見送る送り火を玄関先で焚きます。

送り火を焚き終わった段階でお盆の期間が終了するため、翌日から仏壇に設けた精霊棚などの片付けを行うのが一般的です。

まとめ

今回の内容をまとめると、以下の通りです。

  • 初盆とは、故人の四十九日法要の後に迎える最初のお盆のことで、お盆の期間中に初盆法要を盛大に営む
  • 初盆の事前準備としてやることとして、法事の日程の決定や僧侶の方への依頼、会食の手配、法要の案内状の送付、精霊棚の準備、返礼品やお布施の準備、お墓掃除が挙げられる
  • 初盆の法要の流れとして7月または8月13日に送り火を焚いて故人の霊をお迎えし、14日や15日にお墓参りや読経・会食を行う。
    16日の送り盆の際には送り火を焚く

戸惑うこともありますが、時間に余裕をもって初盆を迎えましょう

お通夜の意味ってなに?お通夜ですることについても解説!

2023年11月6日

訃報を受けて駆けつけるお通夜。お通夜という言葉を聞いたことはあるものの、喪主や参列の経験がない方の中には、なぜお通夜を行うのかご存じない方もいらっしゃるでしょう。本記事では、お通夜の意味について解説をしていきます。

お通夜の意味とは

お通夜の由来

お通夜は、故人とのお別れを惜しむ儀式であり、故人に付き添い、夜通し行なわれたことが由来とされています。

お通夜は夜伽(よとぎ)とも呼ばれることがあり、故人の家族や親族、親しくされていた方が集まり、一晩中故人の霊を慰める儀式となります。

釈迦が入滅をした際に、弟子が一晩中説法をといたことが由来でもあるといわれています。

現在のお通夜の意味

先程もご紹介しましたが、本来お通夜は故人の家族や親族、故人と親しかった方のみが参列し、故人との別れを惜しむ儀式となっていました。

しかし、最近では一般の方も参列することが増えてきました。

お通夜の翌日に行われるお葬式や告別式は、仕事をしている方が参列しづらい日中に行われるためです。

そういった方のために、お通夜に一般の方も参列できるようにしているご遺族が増えています。

お通夜と告別式・お葬式の違い

お通夜は故人との別れを惜しむ儀式であると紹介しました。

また、お通夜に参列する方は、本来は故人の家族や親族、親しくされていた方です。

お葬式に関しても、参列する方は故人の家族や親族、親しくされていた方が中心です。

お葬式を行う意味は、故人を弔うためです。

告別式は一般の方が参列できる、故人とのお別れをする式典です。

最近では、お葬式と告別式を同日に行うパターンが多いですが、お葬式は家族のみでひっそりと行い、後日告別式を行うケースもあります。

お通夜と告別式・お葬式を行う理由

お通夜を前日に行い、翌日に告別式やお葬式を行うのはなぜでしょうか。

お通夜を前日に行うことで、故人を送り出す心の準備をするという意味があります。

故人と縁の深い方のみが集まり、故人との思い出などを語り合い別れを惜しみます。

心の準備ができた翌日には、お葬式を行い故人の霊を弔います。

また告別式を開き、一般の方にも故人との最後のお別れをしていただき故人を送り出します。

お通夜を前日に開くことで、葬儀の際に故人の冥福をしっかりとお祈りできるように準備をすることができます。

お通夜の流れ

お通夜の大まかな流れ

まず始めに、お通夜の大まかな流れをご紹介していきます。

  • 受付
  • 参列者着席後、開式
  • 僧侶の入場
  • 僧侶による読経
  • 焼香
  • 僧侶による法話
  • 僧侶退場、喪主による挨拶
  • 閉式
  • 通夜振る舞い

お通夜の流れとしては上記のようになります。

焼香のタイミングに関しては、僧侶による読経の途中に行なわれることもあります。

お通夜は一般的に1時間~2時間程度かかるといわれています。

お通夜後に行われる通夜振る舞いまで合わせると、2時間~3時間程度必要となりますので覚えておきましょう。

お通夜の夜に行う「寝ずの番」とは

お通夜の際には、夜通し線香火を絶やさず灯し続ける「寝ずの番」という風習があります。

「寝ずの番」を行う理由は、死者の魂が浄土へ向かう際に道を誤らないようにするためと言われています。

また線香を灯し続けることで、故人の遺体に虫が付かないようにしたり、野犬が近づいてこないようにしたりしていたとも言われています。

近年では、ご遺族への負担が大きいため、徹夜をせずに休むケースも増えています。その場合は、長時間灯る線香などを使用します。

お通夜のマナー

お通夜の際にはマナーが決まっているため、参列をする際にはマナーについて事前に学んでおく必要があります。

服装について

男性はブラックスーツやブラックフォーマル、女性はブラックスーツやワンピースなどがお通夜に適している服装といわれています。

男性は、白色無地のシンプルなシャツに黒色無地のネクタイを着用しましょう。

靴に関しては、黒色の紐靴がお通夜の際には適しています。

お通夜では、肌が見えているとマナー違反となるので足が出る服装は注意しなければいけません。

スカートの場合は、黒ストッキングを着用するとよいでしょう。

香典について

お通夜に参列をする際には、香典を持参する必要があります。

香典とは故人にお供えする金銭で、遺族の方の出費を助ける意味も込めてお渡しします。

香典を持参する際には、袱紗(ふくさ)に包んでおく必要があります。

香典は受付でお渡ししますが、この際には袱紗から取り出してお渡しします。

袱紗ごと渡すと、不幸を渡すという意味になり大変失礼ですので、注意しましょう。

焼香の作法について

焼香の作法については、宗派により若干の違いがあります。

宗派ごとの違いについては、参列をされる前に確認をしておくか自分より先に焼香をされている方の作法を見ておくとよいでしょう。

お通夜についてよくある疑問

お通夜は宗教によって違いがあるの?

仏教

仏教には宗派があり、同じ仏教であっても宗派によって考えかたが違います。

そのため、お通夜の進行や焼香の方法などに違いがあります。

しかし、僧侶が読経を行なうことや、参列者が焼香を行うことなど基本的な点は同じです。

神道

神道では亡くなった方は守り神になると考えられています。

神道では死は穢れとされていますので、神社でお通夜を行なうことはありません。

神道では、焼香ではなく玉串奉奠(たまぐしほうてん)と呼ばれる儀式を行います。

また仏教との違いとして、成仏という言葉は使用しません。

キリスト教

キリスト教では、本来お通夜は行いません。

日本の習慣でお通夜があるため、日本独自でカトリックでは通夜の祈り、プロテスタントでは前夜式という式を行っています。

キリスト教のお通夜では賛美歌や聖歌の斉唱、神父の説教、献花などが行なわれます。

数珠の意味とは?

仏教のお通夜では、数珠は必要になります。

数珠は法具とされており、仏に礼拝をする際に必要な道具です。

数珠を持たずに仏に礼拝をすると、大変失礼な行為になります。

お通夜の最後に配られる塩の意味とは?

お通夜の最後に配られる塩は、お清めの塩と呼ばれています。

お通夜から帰宅をして、自宅に入る前に塩を身体にふりかけ身体を清めるために使います。

清めの塩は、本来神道で使用されているものでした。

先程もご紹介しましたが、神道では死は穢れとされているので穢れを払うために塩を使用します。

仏式では死は穢れとしていないため、お清めの塩は必要ないともされています。

お通夜は英語でどう表現すればよい?

お通夜は日本独自の文化のため、英語ではお通夜を意味する単語はありません。

では、お通夜は英語でどのように表現するとよいのでしょうか。

英語で表現をする際には、All night vigil over a bodyが近い意味となります。

vigilには寝ずの番という意味があり、「一晩中寝ずの番をしていた」という、お通夜の意味合いに近い表現となります。

まとめ

今回の内容をまとめると以下の通りです。

  • お通夜は夜伽(よとぎ)とも呼ばれ、故人の家族や親族、親しくされていた方が集まり一晩中故人の霊を慰める儀式である
  • お通夜は故人の家族や親族、親しくされていた方が故人を送り出す心の準備をする場である
  • お葬式は故人を弔う儀式、告別式は一般の方が故人とお別れをする式典である
  • お通夜の流れは、受付・着席・僧侶入場・読経・焼香・説教・喪主挨拶・通夜振る舞いとなる
  • 昔はお通夜の際には、故人を偲びながら線香の火を一晩中絶やさず過ごした
  • お通夜は宗教や宗派により違いがあるので、事前に確認をしておく必要がある

お通夜についてさまざまな情報をご紹介してきました。

お通夜に参列される際や喪主をされる際には、ぜひ今回の記事の内容を思い出してみてください。

香典の代わりに線香を送るのは平気? 送る際のマナーや注意点を紹介!

2024年7月10日

仏事で香典の代わりに線香を送るという話を聞いたことがあると思います。そもそも線香が香典の代わりになるのでしょうか?送るときはいつ、どのように送ればいいのでしょうか。今回は、線香を送るときといただいたときのマナーについて解説していきます。

香典の代わりに線香を送ってもよいのか

そもそも、香典の代わりに線香を送ってもよいのでしょうか。

線香は仏様のお食事で香食(こうじき)と呼ばれます。

仏様はお供え物の香りを食べるといわれているのが、その由来です。

仏教では線香・花・灯明・浄水・飲食の五つを五供(ごくう)とし、故人への供物の基本としてきました。

「香典」も名前のとおり、現金ではなくお香(線香)を焚いて故人にお供えすることが本来の意味です。

つまり、香典のかわりに線香を送ることはより本質に近い行為であると言えます。

線香は香典に比べるとご遺族へというよりも、故人へのお悔やみの気持ちの面がより大きいと解釈することもできるでしょう。

ここでひとつ注意点があります。

お香は仏教でしか用いられないものであり、香典という言葉も仏教用語の一つです。

そのため、ほかの宗教の方に線香や香典を送ることはマナー違反になります。

送る前にはまず、先様の宗教を確認することを忘れないようにしましょう。

線香を送るタイミング

通夜や葬儀に参加できなかったとき

一般的に香典の代わりに線香を送るのは、事情で通夜や葬儀の当日に参列できなかった場合などです。

また年末の喪中はがきで訃報を知り、喪中見舞いとして手紙やはがきとともに送るという場合もあります。

葬儀が終わって、ご遺族がいくらか落ち着いた時期に送るのもよいかもしれません。

静かな環境に戻ったあとの気遣いが感じられる弔意は、ご遺族にとって大きな癒しになるでしょう。

家族葬などで香典不要と言われたとき

近年では家族葬が増え、香典を辞退されたり、訃報を周囲にお知らせしないご遺族も多くなりました。

家族葬が選ばれる理由はさまざまですが、経済的に簡素にしたいという面もあると思います。

香典不要といわれたら気が収まらなくても一歩引き、ご遺族の意を汲むことが大切です。

そんな場合、後日故人を偲ぶ手紙を添えてお供え物の線香を送るといいでしょう。

香典の代わりに線香を送るときのマナー

金額相場

お供え物としての進物用線香は、2,000円から5,000円が相場価格です。

一般的な家庭用線香の相場の価格帯は、2,000円から3,000円位です。

線香の選びかた

線香には進物用と家庭用があります。

家庭用線香とはスーパーなどで売っているような一般的なものです。

お供え物として購入する線香は、進物用であることが重要です。

進物用線香は、しっかりとした塗箱や桐箱に納められた仏具専門店などで売っているものですが、ネットでも購入することができます。

進物用線香にはいろいろな種類がありますが、香りのよいものが人気です。

仏教では煙の香りを故人に送るという考えから、家によってはあえて煙の多いものを選ぶこともあります。

しかし現代では住宅が密集していたり、煙探知機つきの集合住宅も多くなり、煙が少ない線香が好まれるようになってきました。

長さも7cm、14cm、25cmといろいろな長さがあります。

普通の家庭なら短寸の7cmのものが好ましいでしょう。

進物用線香のランクは、質と量と箱の質で決まります。

仏具専門店やデパートの仏具売り場などには、専門知識が豊富な店員がいるので、アドバイスを受けながら選ぶことをおすすめします。

のし

日本では古くから、線香を弔事でも慶事でも贈り物として使ってきました。

それぞれのし紙は、赤白の水引が慶事用のし紙、黒白の水引が弔事用のし紙です。

香典の代わりの線香は仏事のお供え物なので、のしは弔事用のし紙をかけて包みます。

のしをつけた包装方法は2種類あります。

まず、線香の箱に直接のし紙をかけ、その上から包装紙で包むのが内のしです。

そして、線香の箱を包装紙で包んで、その上からのし紙をかけるのが外のしです。

進物用線香は内のしが一般的です。

のし紙をひっかけたり破ったりせず、美しく持ち運ぶためです。

一方で外のしは、表書きが先様にはっきり見えるという点で優れています。

大勢の弔問客が供物を持って集まる場所では、外のしのほうが適していることもあります。

表書き

線香だけでなく香典でも同じですが、表書きに「御霊前」を使うのは亡くなってから忌明けの四十九日までのみです。

四十九日以降は一般的に「御仏前」を使います。

また「御供」「御供物」は四十九日以降のすべての仏事で、仏前へのお供え物に使います。

「御供」「御供物」は亡くなった日がわからなくても、時期を選ばずいつでも使える表書きです。

ただし、浄土真宗は表書きに「御霊前」を使いません。

通夜・葬儀ともに「御仏前」になります。

また地域によっても様式の違いがあるので、不安であれば周囲の人に確認するのがいいかもしれません。

香典の代わりに線香をいただいた場合

ここまでは線香を送る側についてご紹介してきました。

それでは、香典の代わりに線香をいただいた場合はどうすればいいのでしょうか?

お返しは必要か

線香などの供物に対するお返しには決まりはありません。

香典返しは香典の半分から3分の1の金額を目安に品物をお返しするのが通例ですが、一般的に線香に関してはお礼不要といわれています。

頂いたものが3,000円以下のものであれば、そのときはありがたくいただいてお返しは必要ありません。

3,000円以上のものであれば、お菓子などの品物を半分から3分の1の金額でお返しすることも可能ではありますが、お礼状のみでも問題ありません。

お礼状の書きかた

弔事のお礼状は文中に「重ね重ね」や「くれぐれ」などの繰り返し言葉を使いません。

たび重なる不幸を連想させてしまうことが理由です。

さらに基本的には縦書き文で、句読点を使いません。

これらは主に和文のなごりと言われています。

線香をいただいたときのお礼状の例文を以下にご紹介します。

例文1

御供物ありがとうございました

故人の永眠に際しましては

あなたさまの過分なる御供物を頂戴いたしまして

厚く御礼申し上げます

故人もあなたさまの優しいお心遣いに

深く感謝していることと思います

略儀ながら書中をもちまして厚く御礼申し上げます

例文2

拝啓

先日は父○○の旅立ちに際し温かいお志を承り誠にありがとうございました

早いものでもう○月が経ち私どももようやく落ち着きを取り戻しております

時節柄○○様もお身体に気を付けてお過ごしください

本来ならばお目にかかってお礼を申し上げるべきところですが

書中にて失礼いたします

敬具

まとめ

本記事では、香典と線香について以下のことをご紹介しました。

  • 仏教で線香を送ることは作法以前の本質で、より仏様に向けたお悔やみの気持ちになる
  • 線香を送るタイミングは区切りの仏事が一般的だが、基本的にはいつでもいい
  • 進物用線香の相場は1,000円から5,000円くらいの物まであるので、相手の家の事情に沿ったものを選ぶ
  • 表書きの書きかたは、四十九日以前は「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」になる
  • 香典の代わりに線香をいただいた場合は、基本的にはお返しは不要

この記事が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

新型コロナウイルス 感染予防への対応について 【さくら草会館】

2020年6月2日

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