四十九日(七七日忌)法要の当日の流れを知っていますか? 所要時間とともに解説します | 家族葬・直葬の葬儀なら埼玉県のさいたま斎苑へ

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四十九日(七七日忌)法要の当日の流れを知っていますか? 所要時間とともに解説します

四十九日法要の当日の流れをご存知でしょうか?四十九日には参加したことがなくて流れについて知りたいという方や、近々出席する予定があり、日程調整のため所要時間を把握しておきたいという方は多いでしょう。そこで今回は四十九日法要の当日の流れについて解説していきます。

四十九日法要の当日の流れ

寺院で行う場合

家族だけで法要を希望される方などは自宅で四十九日法要をすることが多いですが、寺院で行うと、法要後に納骨を合わせて行うことができることから、寺院で四十九日法要を選ばれる方もいます。

開式

四十九日法要というと、いきなり読経から始まるイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

ですがそもそも法要は施主が行うものであるため、僧侶を仏壇の前に案内したあとには施主が簡単に開式の挨拶を行います。

読経・焼香

施主からの挨拶の後には僧侶による読経及び焼香が行われます。

焼香の順番としましては、まず施主から行いその後に故人の親族等が行い、次に故人の友人・知人という順で行います。

焼香のしかたについては、基本的に、右手の親指・人指し指・中指の3本で抹香をつまみ、額に押しいただきます。

その後、指をこすりながら香炉の中に落とします。

以上の動作を1〜3回行いますが、回数については宗派ごとに決まりがありますので事前に確認しておきましょう。

僧侶の説話

説話とは、僧侶が法要等の参加者に対しお話をすることを言います。

説話の内容については僧侶により様々ですが、基本的には仏法に関する身のためになるお話がされることが多いようです。

各位牌の閉眼・開眼供養

説話の後には各位牌の閉眼・開眼供養が行われます。

ここで、閉眼供養とは故人の魂が宿っていたものからその魂を抜く法要をいい、一方で開眼供養とはあたらしいものに故人の魂を宿らせる法要のことをいいます。

仏教においては、葬儀の時点では白木の仮位牌(かりいはい)に故人の魂が宿るとされています。

その仮位牌から黒い漆塗りの本位牌に魂を移すのが、四十九日法要における閉眼・開眼供養の内容といえます。

お墓の彫刻の依頼

一般的には四十九日法要のときにあわせて納骨を行うため、四十九日法要までに彫刻をすでに行なっているケースが多いです。

しかし遺族の気持ちの整理がつかなかったり、お墓が決まっていない場合もあります。

彫刻がまだの場合には、四十九日法要のときにお墓の彫刻の依頼をしましょう。

納骨・お墓参り

すでにお墓があるような場合には、開眼・閉眼供養の後に納骨・お墓参りが行われます。

お寺で四十九日法要を行う場合には、そのままお墓に向かうことができるので移動をする必要がないというメリットがあるといえます。

会食

納骨・お墓参りの後には、会食が行われることが一般的です。

この会食のことは「お斎(おとき)」と呼び、参加者や僧侶への感謝を示すとともに一同で故人を偲ぶために行われると言われています。

また、会食の際には、引き出物を一緒に渡すのが一般的です。

自宅で行う場合

次に、四十九日法要を自宅で行う場合について説明していきます。

基本的な法要の流れに関しては、お寺で行う場合と変わりはありません。

ですが自宅で四十九日法要を行う場合には、お寺で行う場合とは別に配慮しなければならない点があるので、それについて説明していきます。

僧侶の往来方法の確認

自宅で四十九日法要を行う場合には自宅に僧侶を招かなければならないので、開式の前に僧侶を迎えに行く必要があるか確認しておきましょうお迎えにいく場合、自宅からお寺への距離や交通状況も考慮した上で、四十九日法要に間に合うよう余裕をもって送迎をするとよいでしょう。

仏壇の開眼供養

故人のために新しく仏壇を購入した場合には、仏壇の開眼供養をする必要があります。

仏壇の開眼供養の時期については四十九日法要の前に別途で行ってもよいですが、四十九日法要と合わせて行うことも多いです。

もっとも、四十九日法要と合わせて行う場合には四十九日法要の前に行わなければならないので、仏壇の開眼供養→四十九日法要という流れになります。

四十九日法要の所要時間

四十九日法要の所用時間はどれくらいなのでしょうか?

出席するための日程調整や施主として何時から始めるのかを考えるためにも、四十九日法要の所要時間については知っておきたいですよね。

以下では、四十九日法要の始める時間と所要時間について解説していきたいと思います。

始める時間帯は?

結論からいうと、始める時間は午前でも午後でも問題ないです。

一般的には午前10時から始めて、昼食時に会食を行うケースが多いようです。

法要を土日に行う場合にはお寺との都合が合わない場合もありますので、お寺の都合のつく時間を考慮したうえで始める時間を決める必要があるでしょう。

また、始まる時間によっては会食の内容を軽食にするなどの配慮をする必要があるでしょう。

会食の内容を考慮したうえで始める時間を決めるとよいでしょう。

法要全体でかかる時間

法要全体でかかる時間は内容によって多少の幅がありますが、一般的には午前10時から四十九日法要を始め、お昼からは会食をすることが多いです。

ですので所要時間としてはおおよそ3時間が目安といえるでしょう。

会食がない場合は、所要時間としてはおよそ1時間が目安時間になります。

まとめ

今回の記事の内容をまとめると、次のようになります。

  • 四十九日をお寺で行う場合の流れは「開始の挨拶→読経・焼香→僧侶の説話→各位牌の閉眼、開眼供養→お墓の彫刻依頼→納骨・お墓参り→会食」である
  • 四十九日を自宅で行う場合には「僧侶の送迎→仏壇の開眼供養」を最初に行い、それ以降は、お寺で行う場合と同様の流れである
  • 四十九日法要にかかる所要時間は、会食のある場合で約3時間、会食のない場合には約1時間である

当日の流れを理解することは事前準備の際に役立ちます。この記事が、四十九日法要を行う、もしくは参加する際に少しでも参考になれば幸いです。