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本籍の調べかたを知っていますか? 確認方法を解説します
婚姻届の提出やパスポートの取得の際には戸籍証明書が必要ですが、戸籍証明書は本籍地の市区町村でしか発行してもらえません。戸籍証明書をどこに請求したらいいのか、自分の本籍地がわからなくなってしまった場合の調べかたをご存知ですか?本記事では、本籍地の確認方法をご紹介します。
本籍地とは?
本籍地とは、戸籍が管理・保管されているされている市区町村のことです。
本籍地は、転籍届を出すときや、結婚・養子縁組などの戸籍編成をするときに変更ができるため、出生地の市区町村や現在の住所地とは限りません。
結婚や離婚などのタイミングで変えていることも十分に考えられますね。
本籍地はどこでもよいの?
本籍地は日本国内であれば好きな所で登録する事が可能です。皇居や国会議事堂、東京ディズニーランドなどの人気の観光スポットを本籍地として登録する人もいるようです。
ただし、注意が必要なのは、いざ戸籍謄本などが必要になった場合に、本籍地の市区町村でないと発行できないという点です。
郵送での手続きも可能ですが、やはり時間と費用がかかりますので、その点はあらかじめよく考えたほうがよさそうです。
本籍地の確認方法
身内に聞く
当たり前ですが、まずは親兄弟や親族などに聞いてみてるのが一番早い調べかたかもしれません。
過去の書類から調べる
昔取得した戸籍謄本や抄本、または本籍地記載の住民票があればわかります。
もちろん、その書類が発行された日付以降に、本籍地を変更していない場合に限られた調べかたです。
運転免許証で調べる
これは、昔の免許証を使う調べかたです。
現在のICチップ入りの運転免許証からは、個人情報保護の観点によって本籍地の記載はされなくなりました。
ですが、以前の古い運転免許証には本籍地が地番まで記載されていますので、もし処分していないようなら古い運転免許証を探すのも一つの方法ですね。
この場合も、昔の書類同様に、その免許証の更新後に本籍地を変更していない場合に限られる調べかたです。
警察署で調べる
こちらは昔の免許証を使う調べかたではなく、今の免許証を使う調べかたです。
免許証の更新時に4桁の番号を2種類入力したのを覚えていますか?
その暗証番号を使えば、警察署や免許試験場、免許センターに設置してある「IC免許証記載内容下記人装置」で確認ができます。
現在の運転免許証はICチップが埋め込まれていて、それによって個人情報を管理しているのです。
ただし、暗証番号は3回間違えるとロックされてしまいますので十分注意しましょう。
暗証番号の記憶が曖昧な場合や実際にロックされてしまった場合は、運転免許証持参のうえで警察署もしくは免許証更新センターの窓口に直接出向いて手続きしましょう。
電話での問い合わせには対応していませんので、注意が必要です。
運転免許証の更新が近い場合にはおすすめの調べかたですね。
住民票で調べる
これが一番一般的な調べかたかと思いますが、現在住所登録している市区町村の役場で、住民票を請求するという方法があります。
住民票の写しを請求する際に書く申請用紙には、本籍地と筆頭者を記載するかどうか選択する欄がありますので、そこで「記載する」ほうを選べばいいわけです。
ただし、住民票の写しの発行は有料ですのでご注意ください。
住民票は住民基本台帳カードやマイナンバーカードを使って、コンビニ交付で取得することもできます。事前にいずれかのカードを持っている方には便利な調べかたですね。
ですが、サービスをしていない市区町村もありますので、事前に確認することをおすすめします。
まとめ
今回の記事をまとめると、以下のようになります。
・本籍地とは、戸籍が管理・保管されているされている市区町村のことである
・本籍地は日本国内の好きな所で登録できるが、いざ戸籍謄本などが必要な場合、本籍地の市区町村でないと発行できないので注意が必要
・調べかたとして、身内に聞く・過去の書類から調べる・運転免許証で調べる・警察署で調べる・住民票で調べる方法がある
本籍地は、住所と違って記入する機会も少ないのであまり身近に感じられませんが、大事な場面で必要になったりします。
必要なときにすぐ調べられるようにしておきましょう。